展覧会概要

タイトル: たましいのいろかー

作家名: 佐佐木 實

会場

G&S 根雨

大阪府豊中市服部元町1-6-1-1F/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2021年7月2日(金)〜7月25日(日)

休廊日

水曜・木曜

開廊時間

13:00〜19:00

入場料

無料、作品販売あり

展覧会紹介

幼少期より書に親しみ、言語学の博士号を持ちながら、美術家として「ことば」の多義的な意味や形象をモチーフに、ドローイングや墨を用いた多彩な作品で活動の幅を広げる佐佐木實。関西で初めてとなる本展では、個人の名前から広がるイメージが小さな生命体や星々のように連なる初期作『First Names』のシリーズ(1993-)から、人の似姿のような同一の文字「イ」に仮託された意味の異なりや性質のずれが、抽象的でありながらも、より強い個性を持った生き物のように、多様にうごめき響き合う近作『イ充つ』のシリーズまで、約20年の間に素材や技法を変えながら佐佐木が取り組んできた作品約20点を変遷の過程を交え、ご紹介いたします。

長い歴史を持つ言語や書の世界と往来し、飛躍しながら、次第に独自の造形と生命を持ち始めた佐佐木の世界。

文字の放つ“ことだま”のように、形象の中に露わにされた、複雑でありながらもいろか漂うたましいに出会えますように。

企画 ディレクター:小田 鮎子

作品説明

せかいじゅうに しるし みちて
ことばやもじで とらえ はなつ
ひとは とらえ はなつ しるし

ことばやもじは ひとの しるし 
でも はみだす あらわすべきは
そこからずっと はみだしていく

はみだすしるし しるさないと しるさないと

佐佐木 實

 

アーティストトーク 「ミノルのシルシたち」

開催日時

2021年7月4日(日) 14:00〜15:30

出席者

佐佐木實 、小田鮎子(企画ディレクター)

参加費

1,500円/学生1,000円(ドリンク付)

定員

10名(要予約)

プロフィール

佐佐木 實

美術家。盛岡市出身。ブリュッセル、パリを経て、現在は東京を拠点に活動。ことばやしるしへの本能的な関心をもとに、書のようでいて極めて独特なドローイングを制作。25歳の時に富山県立山博物館のまんだら遊苑に作品が常設されて以来、東京、盛岡、新潟、パリ、ゲント等で作品を発表。東京藝術大学、フランス国立社会科学高等研究院修了。博士(言語学)。Senyokô PEPR (parfums exquis・prodiges rares) artist。

webサイト

https://www.minorusasaki.com